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2014.01.29

31stSg「君の隣」OUT NOW!!

31st Single
「君の隣」
OUT NOW!!

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通常仕様

 

人生には例外なく終わりがやってくる。だからこそ、流れ行く時間の一瞬一瞬を噛みしめ、大切な人への大切な想いをまっすぐに届けていきたい――。aikoの胸の内に広がるそんな感情が色濃く反映されて紡がれた曲。それがロッテ「ガーナミルクチョコレート」CMソングとしてお馴染みの新曲『君の隣』だ。

「きっかけはライブでした。ステージの上で歌っていると、それが楽しければ楽しいほど“あぁ、この時間はあと少しで終わってしまうんだなぁ”と思って、いつも切なくなってしまうんです。だから私は、その限られた時間の中で大切な人に自分の想いをしっかり届けるにはどうしたらいいのかなってあらためて強く考えたんですよね。そんな気持ちでできたのがこの曲です。対象はもちろんファンのみなさんもそうだし、曲を書いていく中で浮かんできた自分にとっての大切な人でもありますね」

聴き手の笑顔を誘う開けたサウンドの上で、朗らかな歌声を心地よく響かせるaiko。嬉しいことも悲しいことも、人生の中で起こる様々なことをすべて受け止めながら、彼女は曲中でこう歌う。<ねぇ隣で歌わせて> それこそがきっと一人の人間として導き出した、大切な人に想いを届けるための答えなのだろう。

「振り返ると、私が最初にオーディションを受けたのも好きな人の隣で歌うことがきっかけだったんです。自分の曲を、あたかもすでに世の中に存在している曲のような感じで歌ったときに、“それ誰の歌なん? いい曲やね”って言ってくれたことが私の気持ちを後押ししてくれて。そういう意味でも、大切な人の隣で歌うことは本当に幸せなことだし、本当に大切なことなんだなってすごく思うんですよね。おこがましい気持ちがあるから歌詞じゃないとなかなか言えないことだけど(笑)、だから私はこれからもずっとずっと“君の隣”で歌っていきたいなって思うんです」

ここからのaikoにとっての重要な指針になりうる本作は、同時にアーティストとしての新たな決意表明とも受け取れる。そんな意味を持った楽曲が生まれた背景には、デビューからの15年分の軌跡と、ひとつずつ年齢を重ねてきたことが大きく影響している。

「ここまで活動を続けてくる間には、いろんな瞬間で自分の辿る道がどんどん変わってきてはいると思うんです。ただ、その中でゆっくりとaikoというものの形であったり、自分が立っている場所みたいなものをちゃんと感じられるようにはなってきていて。それはやっぱり時間を積み重ねてきたからだろうし、だからこそ今こういう曲が書けたのかもなって思うんですよね。もちろんこれからも歌いたいっていう気持ちは変わらないし、もっともっと自分のことが知りたいので、努力することを忘れずに頑張って進んでいきたいなって思いますね」

2曲目には全編にギターが鳴り響くロックチューン『舌打ち』を収録。自らへのフラストレーションを吐露した歌詞は言葉数が多く、それ故に早口になったボーカルがこれまでにない斬新な印象を与える仕上がりとなった。

「たぶん今までで一番言葉数が多いと思います。息する場所もないくらいですからね(笑)。最近の私は何か思うことがあるとワーッとパソコンに言葉を打ち込むようにしてるんですけど、これはまさにそういう衝動から生まれた曲で。解決策がわかっているのにそこへ向かおうとしない自分、やらなくちゃいけないことをやらない自分に対してのなさけない想いを全部吐き出しました。リアルに自分のことを言いたかったから、歌詞にはこっそり関西弁も入れましたね。歌うのは大変な曲なんだけど、レコーディングでは調子がどんどん良くなってものすごく楽しかったです。いろんな人に聴いて欲しいな」

そしてもう1曲は、感動的なミディアムバラード『朝寝ぼう』。少し遅く起きた朝の情景の中で、<今は泣くよりも笑う方がいいの>というシンプルな、しかし激しく胸を打つ想いが優しく綴られている。

「歳を重ねたことで余計に、楽しく過ごすことの大事さを年々強く感じるんですよ。生きていると嬉しいことも悲しいこともあるけど、それをちゃんと感じながら笑っていきたいなって。曲を書いているときには、周りで頑張っているいろんな人のことが思い浮かびましたね。人はそれぞれ痛みや苦しみを抱えているけど、それは絶対に共有できるものではない。でも、だからみんな笑うんだな、と思って。言葉にするとすべてがウソになってしまいそうだったからすごく迷ったけど、今はこういう曲が作れて本当に良かったなって思ってます」

今、届けたい想いに溢れた31枚目のニューシングル。そこには“君の隣”で、全身全霊で歌うaikoの姿がある――。

文 もりひでゆき


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