discography

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42nd MAXI-SINGLE

ねがう夜

  • 発売日2022/04/27
Interview

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一聴した瞬間、これまでに感じたことのない新しさが心を震わせる。その出逢いに少し照れてみたり、はにかんだりしているうちに、曲の根底からにじみ出てくるいつもの彼女の姿に安心し、そのメロディや言葉たち、そして歌声は聴き手のカラダ中に心地よく浸透していくことになる。まるでずっと昔から聴き続けてきた親しみ深い曲のように――。
 約7カ月ぶりに届けられたaikoの新曲「ねがう夜」。それは、“変わらずに変わっていく”ことを大切にする彼女らしさに満ちた1曲となった。
「私がデビューした頃と比べると、今の世の中には本当にいろんなタイプ、いろんなジャンルの曲がたくさん出てきているなって感じるんですよ。そういう状況を眺めていると、いつの間にか自分の中で固まってしまっていたものに対して、『あ、そうじゃなくてもいいんだな』と思えるようになったりもして。その結果、今まで以上にもっと自由に、もっと楽しく、自分の好きなように曲作りができるようになったんですよね。そういった中で作った『ねがう夜』は、ちょっとした新しさと、でもやっぱりaikoだなと思ってもらえる曲になったと思っていて。みなさんにもそういう感覚で届いたら嬉しいです」
 J-POPのセオリーにとらわれることなく、多種多様ないくつものメロディで組み立てられた贅沢な構成。何度も転調しながら1曲として織りなされる楽曲には、たくさんのワクワクが詰め込まれている。アレンジはトオミヨウが手がけた。
「自分の行きたいところに抗わないで作ったらこういう曲になりました。軽い気持ちで弾いたコードがすごくよくて、それに次のメロディが引っ張られることもあったし。頭の中で鳴っているメロディと自分の弾いているピアノが『次はこっち、次はこっち行こう』って導いていってくれた感じでしたね。だから歌っていてもどこかアスレチックをしているようなおもしろい感覚があって、あっという間に歌い終わってしまいます。アレンジが上がった段階で、後半にもうひとつ、“勘違いの苺味 あぁ君は知ってた”のところで違うメロディを入れたりもしたんですよ。そういう発想をくれたトオミさんにはすごく感謝してます」
 歌詞では、かつての恋人が夢にあらわれたことで揺れ動く感情が描かれている。“もう夢に出なくていいんだよ”と言いながらも、“たまに夢でと”願ってしまう乙女心はとんでもなくリアルだ。
「書いた後で思いましたけど、めちゃくちゃめんどくさい女ですよね(笑)。でもこういう気持ちはやっぱりあるんですよ。夢の中の出来事は自分自身でコントロールできないから、そこにどうしても翻弄されてしまうっていう。一方では、現実世界でイヤなことがあったとしても、夢の中で楽しければそれでいいかなっていう思いもありますし。私の永遠のテーマでもある夢って本当におもしろい。それを曲にできてよかったです」
 シングルの2曲目に収録されているのは、トオミヨウのアレンジによる壮大なバラード「友達になりたい」。不安に苛まれたことで別れを決意する感情がせつなく綴られている。
「人と完全にわかり合うことはできないという私の根底にある想いから生まれた曲ですね。大切に積み重ねてきた想い出はたくさんあるけど、もし裏切られたらどうしようという想いがどうしてもぬぐい切れなくて、一緒の時代に生まれなければよかった、逢わなければよかったと思ってしまうっていう。ただ、やっぱり好きな気持ちはどうしようもないので、最後に“友達になりたい”とすがった感じですね。歌に関しては、基本的にはあまり抑揚をつけず、薄暗い部屋で独りぼっちでいるような感じで、でも大サビではグッと感情があらわになるイメージで歌いました」
 3曲目は、ソウルやブルースを感じさせるメロディラインとボーカルが印象的なミディアムナンバー「ゆあそん」。島田昌典によるアレンジが楽曲をよりグルービィな仕上がりへと導いている。
「不安でせつないけど好きという気持ちが勝っていることで、ちょっと強気な自分が出ている曲になりました。“内緒は二人で作ったら宝物なのに/一人だと悲しくて怖い”という部分は、ずっと思っていたことだったので歌詞にできて嬉しかったです。レコーディングでは、島田さんのアレンジが『こう歌いたいな』というイメージを引き出してくれた部分が大きかったですね。歌詞を書いたときの自分が身体に染みこんでくるというか、若干何かが憑依している感覚もあったし、普段よりブルージーな感じを自然に出そうと思っていたところもありました。この曲はちょっともったりした感じで歌いたかったんですよね」
 シングルの初回限定仕様盤には、昨年5月14日にJ:COMホール八王子で収録された「Love Like Pop vol.22~本当の初日 無観客ライブ~」のBlu-rayが同梱されている。副音声ではaiko本人によるオーディオコメンタリーも楽しめる、必見の内容だ。
「私はライブを映像として残すことが恥ずかしくてちょっと苦手なんです。でも、みんなで開催に向けて頑張っていたツアー初日だったので、延期が決まってしまったけど形としてどうしても残しておきたくて。お客さんがいないからMCも暗いし、ちょっとアナザーaikoが出ているとは思いますけど(笑)、でもすごくいい映像になっているのでぜひ観て欲しいです。自分で自分にヤジを飛ばしまくっている副音声も楽しんでください(笑)」
 そして! 8月からはファンクラブ「Baby Peenats」&モバイルサイト「team aiko」の会員限定ライブツアー「Love Like Rock Limited vol.2」の開催が決定した。コアなファンと密に想いを交し合う全16公演。生のaikoに逢えるチャンスだ。
「なんと『Limited』ライブは15年ぶり!いつもとはまた違った感じの「Love Like Rock」になると思います。みんなの想像の斜め上を行く、『そう来たか!』っていうライブができたらいいな。はやくみんなに逢いたい!」

取材・文=もりひでゆき

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収録曲

1
ねがう夜
作詞/作曲:AIKO 編曲:トオミヨウ
2
友達になりたい
作詞/作曲:AIKO 編曲:トオミヨウ
3
ゆあそん
作詞/作曲:AIKO 編曲:島田昌典
4
ねがう夜(instrumental)
作詞/作曲:AIKO 編曲:トオミヨウ

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「食べた愛/あたしたち」
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