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どうしたって伝えられないから

  • 発売日2021/03/03
Interview

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繰り返し聴けば聴くほどに、そこで紡がれている楽しい感情やせつない想いは心の中の様々な機微とあたたかく絡まり合っていく。そして、それらが心地よく解けてきたときに浮かび上がってくるのは、前を向いて生きていくための強い決意だ――aikoから届いた14枚目のニューアルバム「どうしたって伝えられないから」は、変わってしまった世の中にあってもなお変わらない愛の形に真正面から向き合うことで、圧倒的な“生”を描き出した1枚だと思う。

「今回の曲たちは、ほとんどがコロナ禍に書いたものなんです。去年は気持ちが落ち込んでしまう時期もあったので、ネガティブな部分が曲に出ていたらどうしようっていう不安もあったんですよ。でも、こうやって1枚にまとまってみると、決してそうではないなって思いました。片想いの曲や終わってしまった恋の歌もありますけど、基本的にはどれも前を向いたものになっているんです。ポジティブにしようと意識することもなく、今の自分が思っていることを素直に書いたのにそういう曲ばかりになったっていうことは、自分の根底にあったんでしょうね。いろんなことを“乗り越えたい”という強い想いが」
デビューから22年というキャリアの中で築き上げてきた揺るぎない表現の形を守りつつも、常に自らを、そして聴き手を驚かせようと新たな手触りを曲に落とし込むことを忘れないaiko。本作のリードとして先行配信された「磁石」では、畳みかけるように言葉を詰め込む平メロと広がりを感じさせるサビのコントラストによって、最新のaikoを鮮烈に感じさせてくれている。

「Aメロとサビの雰囲気が全然違った曲を作ってみたかったんですよ。それをちゃんと形にすることができたので、すごく嬉しかったですね。自分としてはどこがどう新しくなっているのかがそこまで明確ではないんやけど、でも『磁石』をラジオで解禁したときに『間違いなくaikoの曲だけど、すごく新しい!』ってコメントしてくれてる人たちがいて。それを見たときに、自分の中にある“こんなこともやってみようかな”っていう想いは間違ってないのかもなって思うことができました。22年やってきてもまだ新しいと感じてもらえるのはすごくありがたいことですね」

シングル曲「青空」「ハニーメモリー」や、19年の「FM802×TSUTAYA ACCESS!」キャンペーンソング「メロンソーダ」のセルフカバーを含む全13曲。昨年頭のライブ「Love Like Rock vol.9」で披露されていた「ばいばーーい」、ギターレスの編成で夢のような世界を描き出す「しらふの夢」、ギターとピアノ以外が打ち込みで構成された「一人暮らし」、美しくドラマチックなサウンドの中で人生の物語を紡ぐ「いつもいる」など、強いこだわりを注ぎ込んで生み出された楽曲群は、まばゆいほどの光を放って聴き手の心を鮮やかに照らしていく。

「今回はアレンジに引っ張られて新たな歌詞が出てきたり、歌い方のアイデアが出てきたりすることが本当に多かったんです。曲の構成に関しても、AメロBメロサビというセオリーみたいなものはあまり考えず、すごく自由に好きなことをあらためてできたような気がします。自分の判断基準としてはもう“好きか嫌いか”っていう感じなんですけど、でもだからこそ“こうじゃなきゃいけない”みたいな縛りも一切なく、1曲ごとにしっかりこだわることができたんじゃないかな。自分の中の許容範囲みたいなものもさらに広くなった気がするし、とにかく制作のときはずっとワクワクした楽しい気持ちでした。今回のアルバムの曲、サウンドは本当に大好きですね」

昨年はコロナの影響で圧倒的に歌う機会が少なかった。それだけにアルバムには歌うことを心底楽しむaikoの姿がしっかりと刻み込まれてもいる。メインのボーカルはもちろん、コーラスやフェイクにいたるまで、楽曲ごとに表現を瑞々しく変化させていく歌声にも新たなニュアンスを感じることができるはずだ。

「歌うのはね、本当に楽しかった(笑)。去年は今まで頑張ってきていた発声練習もあまりできていなかったんやけど、でも近くにいてくれるスタッフのみなさんと楽しくおしゃべりすることがノドにいい影響を与えてくれていたところもあったんだと思います。歌という部分で乗り越えたいものもあったので、自分なりの挑戦と楽しさがひとつになったレコーディングでしたね。曲作りはもちろん、歌うことへのこだわりも絶対にやめたくはないなってあらためて思いました。諦めることだけは絶対にしたくないなって」

「どうしたって伝えられないから」というアルバムタイトルには、伝えられないからこそ伝えることを諦めたくないという想いが込められている。そして、このアルバムに込めた想いをライブという形で伝えることも、aikoは決して諦めてはいない。

「今はいろんな音楽の楽しみ方がありますけど、この作品はアルバムとしてみんなに、より多くの人に伝わって欲しいなって思います。もちろんライブも絶対にやりたいです! 世の中がいい状況になったら必ずみんなに逢いに行くので、それまで待っていてもらえたら嬉しいですね」

取材・文=もりひでゆき
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収録曲

1
ばいばーーい
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
2
メロンソーダ
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
3
シャワーとコンセント
作詞/作曲 AIKO | 編曲 OSTER project
4
愛で僕は
作詞/作曲 AIKO | 編曲 島田昌典
5
ハニーメモリー
作詞/作曲 AIKO | 編曲 OSTER project
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6
青空
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
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7
磁石
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
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8
しらふの夢
作詞/作曲 AIKO | 編曲 島田昌典
9
片想い
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
10
No.7
作詞/作曲 AIKO | 編曲 島田昌典
11
一人暮らし
作詞/作曲 AIKO | 編曲 トオミヨウ
12
Last
作詞/作曲 AIKO | 編曲 島田昌典
13
いつもいる
作詞/作曲 AIKO | 編曲 島田昌典
DVD/Blu-ray収録内容 aikoオンラインライブ「Love Like Rock vol.9〜別枠ちゃん〜」
1
恋をしたのは
2
あたしの向こう
3
二人
4
メロンソーダ
5
オレンジな満月
6
カブトムシ
7
青空
8
ストロー
9
beat
10
赤いランプ
11
Loveletter
12
さよなランド

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